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問いの設計

AIに聞く前に、「何を決めたいか」を決める

AIへ質問する前に、今日決めたいこと・条件・優先順位を決めます。問いを増やしすぎず、今使える答えを取りにいく方法です。

AIに「どうしたらいい?」と聞く。

すると、だいたい何か返ってきます。

長くて、もっともらしくて、たぶん役に立ちそうな文章です。

でも読み終わって、こうなることがあります。

で、俺は何を決めればいいんだ?

AIへ聞く前に必要なのは、魔法の質問文より「今日は何を決めたいか」です。

「転職した方がいい?」だけでは広すぎる

たとえば転職相談なら、いきなり正解を聞かなくていいです。

先に分けます。

  • 今の会社に残るなら、何が変われば残りたいか
  • 異動するなら、何を得たいか
  • 転職するなら、年収・仕事内容・自由時間の何を優先するか
  • いつまでに動くか

これならAIも答えやすくなります。

AIを人生の占い師にするより、比較表を作る係にした方が強いです。

質問には自分の現実を入れる

「読書を続ける方法は?」だけなら、一般的な答えになります。

でも、

「仕事後は疲れている」 「夜はスマホを見てしまう」 「三日坊主になりやすい」 「まず10分ならできそう」

まで入れれば、答えは現実に近づきます。

大事なのは、AIへ長文を書くことではありません。

自分の条件を隠さないことです。

フルマラソンの練習法を聞いてから『走れるのは週10分です』と出すと、AIも困ります。

曖昧な仕事では6個だけ確認する

仕事なら、まずこれを見ます。

  1. 何のためにやるか
  2. 最後に誰が決めるか
  3. いつまでか
  4. 最低どこまでできればいいか
  5. 何を優先するか
  6. 今回やらなくていいことは何か

これが分かれば、AIへ「資料を作って」ではなく、「この条件で3案を比較して」と頼めます。

問いは増やしすぎない

考えるのが得意な人ほど、質問が枝分かれします。

仕事。 転職。 お金。 将来。 人間関係。 人生とは。

午前2時にここまで行くと、だいたい人生会議が始まります。

なので問いを4つに分けます。

  • 今決める:今日や明日の行動に必要
  • 後で考える:大事だが今は決めなくていい
  • 考えても答えが出にくい:相手の本心など
  • 寝た方がいい:深夜に急に始まった人生の総括

最後の箱はかなり重要です。

AIへの依頼は「決めたいこと」を最初に書く

たとえば、こうです。

今日決めたいこと:応募する求人を3件まで絞りたい。

条件:
- 夜勤なし
- 通勤60分以内
- 年収は○円以上
- 残業は少ない方がいい

この条件で候補を比較し、
1. 合う点
2. 気になる点
3. 追加で確認すること
を出してください。

これなら、答えを読んだあと行動できます。

AIの知識量に勝つ必要はありません。

人間が決めるのは「何を決めたいか」。AIには、その判断材料を作らせる。

この順番にすると、AIとの会話が無限壁打ちになりにくくなります。

質問を増やす前に、今日の出口を1つ決める

AIは何でも答えてくれるので、質問を足そうと思えばいくらでも足せます。

市場も調べる。競合も見る。リスクも聞く。将来予測も出す。気づけば資料だけが立派になります。

でも、今日決めたいことが「A案とB案のどちらを試すか」なら、必要なのはその判断に効く情報です。

最初に「今日の出口は何?」を1文で書きます。次に、決めるために必要な条件を3つくらい置きます。AIには、その条件ごとの材料を出してもらいます。

質問100連ガチャを回しても、決定ボタンは勝手に押されません。

良い問いは難しい言葉ではなく、次の行動につながる問いです。調べ終わったあとに誰が何を決めるのかまで見えると、AIとの会話が情報集めで終わりにくくなります。